クアッカワラビー

カンガルーの仲間

有袋類、双前歯目、カンガルー科
オーストラリアに生息します。
身体は50~60cm程度。猫より少し大きいくらいです。
身体は小さくても、カンガルー科らしくお腹の袋で赤ちゃんを育て、
ぴょんぴょんと飛び跳ねて移動します。

絶滅の危機

昔はオーストラリア本土にも多く生息していたクアッカワラビーですが、
1930年ごろにキツネやイエネコが持ち込まれた影響で、彼らに補食されたり、
人間がクアッカワラビーの住みかである湿原を土地開発で奪ってしまった事が原因で、
すっかり姿を見かけなくなってしまいました。
今では、
国際自然保護連合によって絶滅危惧II類に指定されています。
現在生息する野生のクアッカワラビーは1万4000匹弱とされますが、
そのほとんどがロットネスト島に生息すると言われています。


クアッカワラビーを撮影する際は、健康に害を及ぼすため
人間の食べ物を与えない、触らないことはもちろん、
しつこくカメラを向けて彼らにストレスを与えることがない
ように配慮しましょう。