日差しを避けるクアッカワラビー
クアッカワラビーの生息するロットネスト島では、
夏場(12月~2月)は30℃を超える日もあり強い日差しが島を照り付ける。
夜行性のクアッカワラビーの大半は、日中は日差しを避けて寝ており姿を見せないが、
なかには競争率が低い日中に活動し餌を探すクアッカワラビーもいる。
彼らは木陰を見つけて、なるべく直射日光を受けないように行動している。
撮影中に、こんな事があった。
好物の葉っぱをクアッカワラビーに差し出すと、こちらに寄ってくるのだが、
ふと、立ち止まりこれ以上近寄ってこない事があった。
そんなクアッカワラビーの足元を見ると、
ちょうど、そこで木陰が終わっており
その先は日差しがさんさんと照り付けていたのだ。
「葉っぱは欲しいけど、暑いのはイヤだ」
そんな心の声が聞こえたようだった。
そんな”現金な性格”も、クアッカワラビーの可愛いところである。