クアッカワラビーのニコタン

人間慣れしたクアッカワラビーはカメラを近づけても逃げたりしませんが、
その可愛い表情をカメラで捉えるにはコツが必要です。


触ってはいけない

まず前提として、クアッカワラビーは絶滅危惧種として保護されているので、
触ると罰金が科せられてしまいます。
そのため、カメラの方を向いてもらうには彼らの好物である葉っぱを使って、
撮影範囲内におびき寄せたり視線をコントロールする必要があります。
※島内の葉っぱを与えることは禁止されていません。


もし、郊外に生息する人間慣れしていないクアッカワラビーを撮影する場合は、
彼らの強い警戒心を解くために、水や葉っぱを与えてゆっくり近づく必要があります。
クアッカワラビーは音に敏感に反応するので、
大きな音を出して驚かせないようにそっと近づきましょう。
時期によっては、海岸沿いのエリアに非常に強い風が吹くため
音が出るものを身に着けないようにしましょう。


可愛く撮るには

また、クアッカワラビーには表情が可愛く映るアングルが存在します。
にっこりした表情を撮りたいなら、口元を下から見上げる角度で撮影すると良い写真が撮れます。
そのためには、葉っぱを使って視線を上に持ち上げながらシャッターを切るのが効果的です。

またこの時、小柄なクアッカワラビーを地面スレスレの位置に構えたカメラから
見上げ角度で撮る格好になり、必然的に被写体との距離が近くなります。
至近距離の撮影では被写体の動きが大きく影響し写真がブレ易いため、
写真がブレにくい補正機能を持つカメラやスマートフォンを用意すると良いでしょう。
また被写体が小さいため、なかなか三脚を使えずカメラを手で固定しながら撮影する機会が多くなります。
手元で扱いやすいサイズのカメラやレンズを使うことをお勧めします。


「スタジオ ホシクナル」は、
写真素材の貸出や、クアッカワラビーの撮影に関するアドバイスを行うことができます。