クアッカワラビーの故郷ロットネスト島
今日は、クアッカワラビーの故郷であるオーストラリアのロットネスト島について紹介する。
ロットネスト島は、オーストラリア西部の都市パースからほど近い沖に浮かぶ有人島である。
12月~2月の夏場は、日中の最高平均気温が30℃を超える。
カラっと乾燥しており強烈な日差しが照り付けるので帽子など日差し対策が必要だ。
オーストラリアの地元に暮らす人達にとっては、
ロットネスト島は学校の遠足や林間学校で訪れる避暑地として知られる。
私の滞在中も家族連れの滞在者や学校関連とみられる子供達の集団を見かけることが多かった。
子供時代にここで過ごした思い出は「ロットタイム」と呼ばれる。
海には、テレビ番組でお馴染みの「SASUKE」を連想させる巨大なアスレチックが浮かび、
陸では動物に出会いながらサイクリングが楽しめる。
島名の由来は17世紀にこの島を訪れたオランダ人が、
クアッカワラビーを巨大なネズミと間違え
「ネズミの巣(Rot Nest)がある島」と呼んだ事が由来と言われている。
現在では、A級自然保護区の国立公園に指定されている。
訳6,500年前に大陸から切り離され、独自の生態系を形成したこの島で
幸せを運んでくる愛らしい動物クアッカワラビーが暮らしている。
島内で暮らす人々にとって島中にいるクオッカは、
日本で言うところのノラ猫を見るような感覚に近いと感じた。
身近な存在であり、良い意味で過度に干渉しない。
道中に見つけたクオッカに足を止め、しきりに自撮り写真を取ろうとカメラを近づけるのは
もっぱら観光客だけである。
国外からこの島を訪れる観光客の大半は、
クアッカワラビーに会うことを目的の一つにしているように見える。
たまに、執拗にクアッカワラビーを追いかけまわしたり、
与えてはいけない食べ物を差し出してクアッカワラビーの気を引こうとする
マナーの悪い観光客が見られるが、何よりも絶滅が懸念されている
この愛らしい動物にストレスや危害を与えないよう配慮して接したい。
島内ではじめにクアッカワラビーに遭遇した時の動画をご覧ください。
クアッカワラビーは島内のどんな所にいるでしょうか◎
*クリックするとYouTubeに移動して動画を視聴することができます↓